数日前、実家の母親と電話で話していると、電話口の後ろで
父の声が・・・。「おいっ、カラスにやられたぞっ!!」
どうやらカラスの鋭い爪で頭と目の下をひっかかれたらしく、
傷口から血が出てるとのことで、その日は一旦電話を切りました。
それから「お父さんどうしたかな~?」なんて気になってたので、
昨夜電話してみました。母から事の顛末をきいてみると・・・。
父を襲ったカラスは実家の庭の高い木に毎年巣を作るカラスで、
只今子育て真っ最中。つがいで一所懸命ヒナを育ててるそうです。
毎年毎年父はこの季節になると庭に出て、「ガーガー、ガーガー」と
カラスに呼びかけ、パンの耳をあげたりなんだりマメマメしくカラスに
心配りをしており、いわばカラスの親のような気持ちでいたのです。
動物と子どもには大人気のわが父、ちょっとムツゴロウを気取ったところも
あるのですが、よもやかわいがってるカラスに襲われるとは夢にも思わなか
ったようで、顔や頭の傷より心の傷の方が痛むようです・・・。
だってさ、子育て中の野生のカラスですよ?
そりゃあ気もたってるし、威嚇してくるし、我々人間も近づかないでしょ?
父も近づいてはいなくて、庭を一本挟んだ道路で襲われたらしいので、
「きっとオレだと思わなかったんだ!!」と言い訳を作って自分の心を
なぐさめてます・・・。それにしても・・・、カラスに襲われたのは気の毒だけど、
父のカラスを信じたい気持ち。ぷぷっ!!おかしくてお腹がよじれそうです。
写真は我家のさくらちゃん^^
豆苗をばくばくしてます。
さくらは人間襲わないもんね~。